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宮沢 賢治

どんぐりと山猫

読み手:畠山 有香(2009年)

どんぐりと山猫

著者:宮沢 賢治 読み手:畠山 有香 時間:22分30秒

 おかしなはがきが、ある土曜日の夕がた、一郎のうちにきました。

 

かねた一郎さま 九月十九日
あなたは、ごきげんよろしいほで、けっこです。
あした、めんどなさいばんしますから、おいでんなさい。
とびどぐもたないでくなさい。

  山ねこ 拝

 こんなのです。字はまるでへたで、墨もがさがさして指につくくらいでした。けれども一郎はうれしくてうれしくてたまりませんでした・・・

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