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北大路 魯山人

お米の話

読み手:菅野 秀之(2011年)

お米の話

著者:北大路 魯山人 読み手:菅野 秀之 時間:5分47秒

 近頃は以前のように、やれ播州の米がうまいとか、越後米にかぎるとかいうような話はあまり聞かない。ただ米でありさえすればあり難がるご時世ではあるが、しかし以前でも、米の味に詳しいというひとは少なかった。
 うまい米といえば、その昔、朝鮮で李王さまにあげるために作っていた米がある。これはすこぶるうまかった。収穫は非常に少ないが、米粒の形もよく、見た ところもきれいな米であった。ただし、あまりうますぎて、副食物がご馳走の目的の場合には使えない・・・

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