戻る

戻る

ハンス・クリスチャン・アンデルセン  大久保 ゆう

マッチ売りの少女

読み手:亀子(2011年)

マッチ売りの少女

著者:ハンス・クリスチャン・アンデルセン/大久保 ゆう 訳 読み手:亀子 時間:12分47秒

 それは、ひどく寒いおおみそかの夜のことでした。あたりはもうまっくらで、こんこんと雪が降っていました。寒い夜の中、みすぼらしい一人の少女が歩いてい ました。ボウシもかぶらず、はだしでしたが、どこへ行くというわけでもありません。行くあてがないのです。ほんとうは家を出るときに一足の木ぐつをはいて いました。でも、サイズが大きくぶかぶかで、役に立ちませんでした。実はお母さんのものだったので無理もありません。道路をわたるときに、二台の馬車がと んでもない速さで走ってきたのです。少女は馬車をよけようとして、木ぐつをなくしてしまいました・・・

Copyright© 一般社団法人 青空朗読. All Rights Reserved.