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野口 雨情

子供に化けた狐

読み手:室 由美子(2014年)

子供に化けた狐

著者:野口 雨情 読み手:室 由美子 時間:8分36秒

 子供に化けて、大人をだます悪い狐がをりました。
 三五郎と云ふ百姓が、馬を曳いて帰つて来ますと、道の端に七八つ位の一人の子供が泣いてゐました。
 三五郎は、狐が化けてゐるのだと気づきましたから、わざと知らない振りをして通りすぎようとしました。子供は三五郎の方を見い見い余計に泣きました。
 どこまでも知らない振りをして三五郎が通つて来ますと、子供は大声をあげて泣き泣き馬の後をついて来ました・・・

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