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小川 未明 作

小さな金色の翼

読み手:坂井 あきこ(2025年)

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小さな金色の翼

著者:小川 未明 読み手:坂井 あきこ 時間:17分12秒

 彼らの群れから離れて、一羽の小鳥が空を飛んでいますと、いつしか、ひどい風になってきました。そして、小鳥は、いくら努力をしましても、その風のために吹き飛ばされてしまいました。
 空には、雲が乱れていました。方角もわからなくなってしまいました。小鳥は、ただ飛んでゆきさえすれば、そのうちに林が見えるだろう。また、山か、野原に出られるだろうと思っていました。
 日はだんだん暮れかかってきました。そして、雨さえ風にまじって降り出しました。小鳥は、ただ一思いに、ゆけるところまで飛ぼうと思ったのでありましたが、いまは疲れて、どこかに降りて、すこしの間休まなければならなかったのであります。小鳥は、高い空から舞い下りようとして、びっくりしました・・・

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