黒島 傳冶 作
読み手:菅野 秀之(2015年)
小豆島にいて、たまに高松へ行くと気分の転換があって、胸がすツとする。それほど変化のない日々がこの田舎ではくりかえされている。しかし汽車に乗って丸 亀や坂出の方へ行き一日歩きくたぶれて夕方汽船で小豆島へ帰ってくると、やっぱり安息はここにあるという気がしてくる。四季その折々の風物の移り変りと、 村の年中行事を、その時々にたのしめるようになったのは、私には、まだ、この二三年以来のことである・・・
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