戻る

戻る

新美 南吉

王さまと靴屋

読み手:網野 嘉代子(2016年)

王さまと靴屋

著者:新美 南吉 読み手:網野 嘉代子 時間:4分42秒

 ある日、王さまはこじきのようなようすをして、ひとりで町へやってゆきました。
 町には小さな靴屋がいっけんあって、おじいさんがせっせと靴をつくっておりました。
 王さまは靴屋の店にはいって、
「これこれ、じいや、そのほうはなんという名まえか。」
とたずねました。
 靴屋のじいさんは、そのかたが王さまであるとは知りませんでしたので、
「ひとにものをきくなら、もっとていねいにいうものだよ。」
と、つっけんどんにいって、とんとんと仕事をしていました・・・

Copyright© 一般社団法人 青空朗読. All Rights Reserved.