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新美 南吉

落とした一銭銅貨

読み手:菅野 秀之(2016年)

落とした一銭銅貨

著者:新美 南吉 読み手:菅野 秀之 時間:3分30秒

 雀が一銭銅貨をひろいました。
 雀はうれしくてうれしくてたまりません。
 ほかの雀をみると、
「ぼくおかねをもってるよ。」
といって、くわえていた一銭銅貨を砂の上においてみせてやりました。
 さて、日ぐれになりました。すこしくらくなってきました。
「や、遊びすぎちゃった。これはたいへんだ。」
と雀は、一銭銅貨をくわえて、おおいそぎで水車小屋の方へとんでいきました。この雀は水車小屋ののきばにすんでいたのでありました・・・

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