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ヤ―コップ、ウィルヘルム・グリム  金田 鬼一

かわいそうな粉ひきの若いものと小猫

読み手:水野 久美子(2020年)

かわいそうな粉ひきの若いものと小猫

著者:ヤ―コップ、ウィルヘルム・グリム/金田 鬼一 訳 読み手:水野 久美子 時間:17分58秒

 ある水車ごやに、粉ひきのおじいさんが住んでいました。おじいさんのとこには、おかみさんもいず、子どももなく、若いものが三人奉公しているだけでした。この三人がここになん年かいてからのこと、ある日、おじいさんが若いものに、
「わたしも、としをとってな、ストーブのうしろへすわりたくなったよ。おまえがた、旅にでなさい。それでな、そのみやげにいちばんいい馬をもってきたものに、この粉ひき所をあげる。そのかわり、この小屋をもろうたものは、わたしを、死ぬまでやしのうてくれるのだぞ」といいました・・・

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