家族の支えがあったから・・・読み手:ミリミリカッチ(2015年) |
私が生まれたとき
おじいちゃんは「うちに姫ができた!」
一番喜んでいたよと言う母
しばらくたっても 首も支えきれない私を
おんぶして 縋る想いで病院へ
待つ時間さえも 「大丈夫だからね」抱きよせた
「歩けますか?」
「しゃべりますか?」と聞く母
「歩けません」「しゃべることもできません」
言う一言で どんな気持ちだったの?
兄たちは どんなことを思ったのか
ときどきこう思います
父は座らない私を
抱いてもらってテレビを見る私を
どんな気持ちで抱いていたの?
一口サイズのおにぎりを作って
食べさしてくれたおばあちゃんは
どんなことを思い食べさしてくれたのか
ときどきこう考えては
「ありがとう」とつぶやくの
家族みんなに支えてくれたから
今の私に出会ったよ