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宮沢 賢治 作
読み手:福井 一恵(2024年)
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日輪と太市
日は今日は小さな天の銀盤で 雲がその面を どんどん侵してかけてゐる 吹雪も光りだしたので 太市は毛布の赤いズボンをはいた
(一九二二、一、九)