小川 未明 作 青いランプ読み手:ひよっ子A(2025年) |
不思議なランプがありました。青いかさがかかっていました。火をつけると、青い光があたりに流れたのです。
「このランプをつけると、きっと、変わったことがあるよ。」といって、その家では、これをつけることを怖ろしがっていました。しかし、前から大事にしているランプなので、どこへもほかへやることをせずに、しまっておきました。
石油で火を点ける時代はすぎて、いまでは、どんな田舎へいっても、電燈をつけるようになりましたが、まれに、不便なところでは、まだランプをともしているところもあります。
この村でも、しばらく前から、電燈をつけるようになりました・・・