閉じる
新美 南吉 作
読み手:天明 留理子(2016年)
ご利用のブラウザではこの音声を再生できません。
蟹がいろいろ考えたあげく、とこやをはじめました。蟹の考えとしてはおおできでありました。 ところで、蟹は、 「とこやというしょうばいは、たいへんひまなものだな。」 と思いました。と申しますのは、ひとりもお客さんがこないからであります。 そこで、蟹のとこやさんは、はさみをもって海っぱたにやっていきました。そこにはたこがひるねをしていました・・・