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稗田の阿禮、太の安萬侶  武田 祐吉

古事記 現代語譯
四、大國主の命 兎と鰐

読み手:麻中 恒子(2016年)

古事記 現代語譯
四、大國主の命 兎と鰐

著者:稗田の阿禮、太の安萬侶/武田 祐吉 訳 読み手:麻中 恒子 時間:4分29秒

――これから出雲系の英雄大國主の神の神話になる。さまざまの神話を、一神の名のもとに寄せたものの如くである。――
 この大國主の命の兄弟は、澤山おいでになりました。しかし國は皆大國主の命にお讓り申しました。お讓り申し上げたわけは、その大勢の神が皆因幡のヤガミ姫と結婚しようという心があつて、一緒に因幡に行きました。時に大國主の命に袋を負わせ從者として連れて行きました・・・

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